個別指導塾ヒーローズ上田原校　塾長の川上です。
今日は最近よく耳にするAiについて思うことをお話します。

Ai　厳密にいうと現段階で出来ているものはAi技術というらしいです。要するに人工知能(Ai)を完成させるための技術が現在開発中ということです。
ですので、まだAiというものは存在せず、また実現も見えてはいない段階です。

ですが・・、現段階のものでも大学の難関校の受験に合格レベルのものがあったり、将棋や囲碁、チェスでプロと対決したりとその能力が話題を呼んでいます。
Ai技術の進歩により、今の職業の多くがロボットに取って代わると言われています。昔も同じように工場のオートメーション化により職を失った方がいましたが、それよりも大規模なことがおきそうな雰囲気です。
　ただし今のAi技術にも限界があり、将棋や囲碁のようなルールがしっかり決められていて、数学的(四則演算)に対応できる世界では通用しますが、人間の世界には感情や微妙な表現が必要なものもたくさんあり、そのようなものには不向きだと言われて多ります。例えば弁護士や裁判官。ロボットに情状酌量など通用しません。

ですので、これからの時代で生きるためには、判断力、表現力が必要になります。

たまたまNHKの大河ドラマの主人公が西郷隆盛です。西郷隆盛は一般的に情に厚く、何でも受け入れるドッシリとしたイメージがありますが、実際は何でも受け入れるのではなく、じっくりと思考し、その組織に長い目で見て本当に必要か判断していく、判断力の優れた人物だったそうです。
　今の時代、新しいものがもてはやされる傾向があります。私も新しもの好きです。新しいものを見るとワクワクします。
　しかし本当の意味で、長い目でみてそれがプラスになるのか、情報があふれる今だから、判断力が必要なのではないでしょうか。

　インターネットがあれば、あまり思考しなくても、ある程度の模範解答が出来てしまいます。
だからこそ自分で考え、答えを導く力を生徒さんにはつけてもらいたいと思います。